山の遊び舎はらぺこ
保育士日誌

●ちょっとブルーバード
08/1/29
相変わらずの
そりすべり。

相変わらずの
ありがたさ。

林間コースは
スリル満点、
気分爽快なのだが
スタート地点に立つまでが
意外と骨が折れる。
スキーウエアを着込み
ブーツを履いた格好で
そりを片手に山を登る。

胸をつく期待感におされ
上を目指す。

スタート地点に
旗が立っているわけではないが
みんなが
なんとなく「ここらへん」と
思っているあたりにそりを置き
どっかりと腰をおろす。
自分一人の時もあれば
順番を待っている子どもたちで
賑わっている時もある。

今日の
何回目かのそんな時

「みんなでいっしょにすべろうよ」
「じゃあくっつこう!」
「まえにきて!おなかしっかりもつから」
「わたしはうしろ」

などなど7、8人の子どもたちと
さあ、すべろうとしたそんな時

これからすべっていくコースに
一羽の小鳥がチョンと舞い降りた。

「ねえ、あそこに鳥がいるよ」

私達から5mほど離れたところで
尾を上下にさせながら
雀くらいの大きさの小鳥がこちらを伺っている。

すぐ傍で人間たちがお構いなしに騒いでいるので
逃げてしまうかなと
なんとなく、みんなで見ていると
チョンチョンととびながら
こちらに向けてやってきた。

でもまあ
それでパッと飛び立ってしまうのが
いつものパターンだな
などと思っているうちに
さらにチョンチョンやってくる。

話をしていた子どもたちも
黙り込む。

更に近付く小鳥。
羽の下がほのかに黄色い。
尾がなんだか青いような気がする。

ちょっとブルーバードだ。

「きたよ きたよ」

小声で囁いている間にも
どんどん近付いてくる。

ついに先頭にいた子から
1mぐらいのところまでやってきて
チュンチュンしている。
まるで
「あそぼうよ あそぼうよ」
って言っているみたい。

あきらかに
そこにいた全員が息をとめた。

どのくらいの時間が経ったのか
不意に横の木の枝に
飛び移った。

すると
今まで止まっていた時間が
急に流れ出したように
「いくよ!」
と、子どもたちが騒ぎすべりおりていった。

なんでもない
森の風景での
なにほどでもない
出会い。

でもたしかに
あの時
みんなで息をとめた。

みんなで時間をとめたのだ。

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