山の遊び舎はらぺこ
保育士日誌

忘れた頃にズッキーニはやってくる

06/10/28

朝、今日の保育当番の保護者が「綺麗だったから」
と、どこからかひろってきた紅葉して真っ赤になっている
桜の葉をたくさん庭に広げる。
さっそく子どもたちと、葉に糸を通して首飾りを作りはじめた。
葉の匂いをかぐと桜餅の匂い。当たり前と言えば当たり前だけど、
紅葉していてもそんな匂いがするとは思わなかった。
一ヶ月ぐらい水に浸しておくと、染色も出来るそうな。
なんだか発酵しちゃいそうだな。

畑へ。
先日やり残した玉ねぎの苗をすべて植える。
全部で300本ぐらい。
来年の初夏までのつきあい。
美味しい玉ねぎが出来れば嬉しい。
畝には鹿様の足跡。
よく見て歩いてちょーだいな。まったくもう。
水菜がやわらかくて美味しそうになってきた。収穫。
蕪や大根も良い感じ。
木曽の赤蕪の葉に触ると手に刺さりとても痛い。
こうでなくっちゃ。いかにも旨そうな手ごたえ。
子どもたちの心に直接響くような感触。
収穫が楽しみだ。

鹿様に食べられないようにトンネル栽培している大根には
青虫がたくさん暮らしていた。お引き取りいただく。
同じ大根でも、トンネル栽培していない方はあまり虫に食べられていない。
鳥のおかげか、寒いせいか。
全部トンネルをかけてしまおうかと思ったが、違いも見たくなったので
今日はやめた。

いつもは畑にあまり感心を示さない子が
今日はだまって私のとなりで手伝ってくれた。
あんまり誉めるとまた逃げていっちゃいそうだったので
何でもないことかのようにふるまったが、
嬉しかったなあ。

何がきっかけになるのか、わからないけど、
きっとさまざまなきっかけが転がっているんだろう。
畑には。

きっかけを耕したい。


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