山の遊び舎はらぺこ
保育士日誌

間違えなかったよ

06/11/15

晴れていたらいいな
と願った1日。
郊外散歩。
電車に乗ってお出かけ。
昨年に続いて飯島町の「風の谷絵本館」へおじゃました。

朝、伊那市駅に集合して、自分の財布から200円出して
券売機で切符を買う。
改札を通ってホームで電車を待つ。
もしかすると、今日初めて電車に乗る子もいたかもしれない。
なんでもないことが
全て新鮮。

電車に乗り込むと
座席に座るが、興奮しているので落ち着かない。
うろうろ歩き回る子もいるなか、
普段から電車が大好きな子は
窓を覗き込んで
「はやいねーはやいねー」とつぶやきながら
いつまでも外の風景を眺めていた。

降りる予定の駅につき
改札で駅員さんに、切符をいただけるかお願いする。
無事いただけて
みんな財布の中へ。

「風の谷絵本館」を目指して歩く。
途中、小学校を通ったら、ちょうど休み時間で
子どもたちがグランドで遊んでいたので
少しお邪魔して一緒に遊ばせてもらう。

余談だが以前小学校の横の保育園に勤務していた時
そこの学校では休み時間にひとりとしてグランドに出てきて
遊んでいる子がいなかった。
1年間そんな状態だったので
異様だと思い学校の職員に指摘をしたが、
「そういえばそうかなあ」と、まったく興味の無さそうな返事を貰った。
いったい小学生はどうしちゃったのか、
とかなり動揺したが、
今日元気に遊んでいる子どもたちを見て
ちょっとホッとした。
あのグランドにいた子どもたちは皆
「休み時間よ永遠なれ」と思っていただろう。

小学校、中学校、図書館を通って歩いていくと
池を発見。地元の保育園の子どもたちが遊びに来ていた。
池では水カマキリやメダカを発見し喜んでいると
ドブン という音。子ども二人が池に落ちた。
やれやれと思った矢先、あっちでもドブン、こっちでもドブンと
次々に子どもたちが池に落ちていた。
呪われている池には早々におさらばして絵本館に到着。

絵本館では自由に好きな絵本を読んだり、建物の内部を探検したりと
大騒ぎしながら楽しんだ。
そしておまちかねの食事。
いつもお家の人がつくってくれたごはんを食べているが、
子どもたちだけでたまには外食。これまた新鮮な風景。

まんぷく星人になったところで
腹ごなしの散歩。
以前下見に来た時に紹介してもらった極上の散歩道を歩く。
歩いていると、向こうの方から
大きなトランクを持った車寅次郎が歩いてくるのが見えてくるような風景。
あんまりよかったから
同じ道を折り返して歩いた。

絵本館に戻ってさようなら。
再び駅に向かって歩く。
駅では乗車券の券売機はなく、
ひとりひとり駅員さんから切符を買った。

無事伊那市駅に到着。大きなトラブルもなくよかったよかった。
たぶん、駅で子どもたちの帰りを待っていた保護者達は
気が気でなかったろう。
それも、ちゃんと予定していた駅で電車を降りれただろうか
というような部分で。

しょうがない。実は去年の郊外散歩では
私が降りる駅を間違えて、一駅区間余計に歩いたのだった。
まあ、それも計算のうちだったんだけどね。

うそです。


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