山の遊び舎はらぺこ
保育士日誌

たった2kmぐらいのあいだに堤が五つ

09/3/29

昨日は
小学生プログラム
今年度最後の日。

天気がよかったのでハイキングに出かける。
行き先は新しく発見した池!

ここの場で以前書いたかもしれないけど
移転前のはらぺこのフィールドでは
池というのがかなりのポイントになっており
「こいのいけ」と「はちのすいけ」と名前までつけて
何度も何度も出かけていった。
季節ごと水藻にうつる風景の違いの美しさときたら!

世の中に絶対という事はないそうだが
はらぺこの子どもたちの原風景として
二つの池は絶対輝いていると思う。

私達は「池」と言っているけど
地域の人たちにとっては
「堤」(つつみ)のほうが一般的なのかもしれない。

随分昔、子どもたちと散歩していたら
出合ったおばあさんが
「この辺りは堤が多いから」と話してくれた事を思い出す。

さあそんな池を偶然又二つも見つけてしまった。
ならば出かけるしかあるまい。
ということで
小学生にとっては久しぶりのフィールドを歩く。

小学生になると
自分の人生の輪郭がほんの少し見えかくれする。
そんな子どもたちが久しぶりに集まって歩く。

森を歩く姿を横目で見れば
子どもたちは
以前のまんま。
何もかわりはしない。
だからこそよけいに成長を感じる。

はじめての池の一つめに着くと
メダカのようなものがいくつも泳いでいる。
水の入り口には
野生のワサビが生えていた。
なんだか水がきれい。
夏が楽しみな予感。

「これはめだかいけだな」
ということで名前も決定!
池と池との間に
神社のような祠があったり
食事をした場所では鹿の角を見つけたりと
充実した時間を過ごした。
食事のあと
まわりを散策していたら
なんと三つ目の池まで見つけてしまった。
いろいろでき過ぎ。

こんな時間を
どうやって確保していくか
集まった
大人たちの知恵をしぼらなくてはなるまい。

ゆっくりながら
この集い自体の成長も感じられた一日だったよ。


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