山の遊び舎はらぺこ
保育士日誌

きつねの話 その後

08/10/22

休み明け
園舎の裏庭では
獣の匂いが充満。

見に行ってみると
暖かい日が続いたせいか
きつねのカラダについている虫たちの数がえらい事になっている。
きつねの毛が風でそよいでいるかと思ったら
すべて蛆虫だった。

朝の会では
保護者が
そのきつねをテーマにお話を書いてくださったので
子どもたちに読む。

きつねの気持ち
きつねの肉を食べている虫たちのきもち。

その後子どもたちと話し合い
結局お墓をつくる事になった。

みんなで穴を掘る。
「どうしても気持ちが悪くてダメな人は少し離れていていいよ」
と伝えたが
ほとんどの子は目をそらさなかった。

朝急遽用意してもらった油あげと子どもたちがつんできた花を供える。

そして今日
朝、その油あげがなくなっていた。

「どうしたんだろうねえ」
と、しばしみんなで想いを巡らす。

しょうがないので
今日はリンゴを供えた。

どうぞどうぞ
はらぺこの子どもたちを見守ってあげてください。
森に集う命を見守ってください。
時々子どもたちと
声をかけにまいります。
安らかにお休みください。


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